Tuesday, August 19, 2014

舩橋先生の急逝


社会学者で法政大学教授の舩橋晴俊先生が,8月15日の朝に逝去されました

今年の4月から法政大学サステイナビリティ研究所のリサーチ・アシスタントをさせて頂いている関係で,同研究所を主導しておられた舩橋先生には,大変お世話になっていました.

わずか4ヶ月ほどの本当に短い間ではありましたが,頻繁にお会いする機会があっただけに,あまりにも突然の訃報には,今なお現実感が持てていません.

これまでの舩橋先生の業績については今更述べるまでもありませんが,2011年の震災以降には,以前にもまして精力的になられたようです.この間に私が知る限りでも,その仕事量は凄まじいものがありました.

たとえば,以下などです.

  1. 原子力市民委員会座長として,脱原子力政策大綱を取りまとめ(4月)
  2. 編者として,『原子力総合年表』を刊行(7月)
  3. 同じく編者として,『A General World Environmental Chronology』を刊行(7月)
  4. 世界社会学会議に合わせて,国際シンポジウム「サステイナビリティと環境社会学」を開催(7月)
  5. 日本学術会議「高レベル放射性廃棄物の処分に関するフォローアップ検討委員会」の「暫定保管と社会的合意形成に関する分科会」委員長として,分科会報告書案を取りまとめ(7月 → 「暫定保管に関する技術的検討分科会」の報告と併せて,年内にも委員会としての提言をまとめる方針とのこと)

これだけの仕事をなさる方というのは,全くもって代えがたく感じます.

年表のことや研究所のことなど,折に触れて今後の構想をうかがっていただけに,また個人的にもこれから更に色々と学ばせて頂くつもりでいたために,残念でなりません.

ご冥福をお祈りいたします.

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